冷徹執事様はCEO!?
「俺は忙しいんで」

パソコンの画面を睨みつけ、こちらをチラリと見ることもしない。

「ちぇー」私は唇を尖らせる。

私はベッドにごろりと横たわりサイドテーブルに置いてあった経済書をパラパラ捲る。

しかし内容はちんぷんかんぷんだ。

読み進めるうちに、徐々に瞼が重くなってくる。

ああ、どうしてこの本がベッドの近くにあるかわかったわ。

これは眠気を誘うのにピッタリ…だか…ら…。

「ぐう」

私はいつの間にか気を失った。

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