冷徹執事様はCEO!?
藤原が案内してくれたお店はデザイナービルの最上階にあった。
ゆったりとしたソファーが何組か置かれており、バーとゆうよりもサロンのような雰囲気だ。
大きな窓からは東京タワーが見えた。
よく冷えたシャンパンと、プロシュート、色とりどりの野菜が美しく盛り付けられたサラダ、チーズの盛り合わせなど軽食がテーブルに並ぶ。
どれも美味しくて、お酒が進み、明るいうちからいい気分になってしまった。
「今日はせっかくの女子会にお邪魔してしまったようですみませんでした」
田中の連れである藤原が空いたグラスにシャンパンを注ぎながら言う。
「こんな素敵なお店に案内しれもらってお礼を言いたいくらいです」
真巳は隣に座った藤原をうっとりした目で見つめる。
「それに燁子は離婚したばっかりで落ち込んでるので、慰めてあげてください」
「其れは、大変でしたね」
藤原は神妙そうな顔つきで言う。まるで心から労わってくれているのかと錯覚してしまうくらい。
「それは、まあ、そうですね」私は曖昧な返事をする。
「でも稜が慰めてくれているんじゃないですか」
藤原は隣同士でソファーに座る私と田中を交互に見てニコリと微笑んだので、私は照れて下を向いた。
「そうですね。毎日暇なのでお相手してもらってます」
藤原と田中はシャンパンを吹きそうになった。
「お前…役得だなあ」藤原はしみじみ言う。
「いや…そういう意味じゃ」
田中が慌てて否定する。
ゆったりとしたソファーが何組か置かれており、バーとゆうよりもサロンのような雰囲気だ。
大きな窓からは東京タワーが見えた。
よく冷えたシャンパンと、プロシュート、色とりどりの野菜が美しく盛り付けられたサラダ、チーズの盛り合わせなど軽食がテーブルに並ぶ。
どれも美味しくて、お酒が進み、明るいうちからいい気分になってしまった。
「今日はせっかくの女子会にお邪魔してしまったようですみませんでした」
田中の連れである藤原が空いたグラスにシャンパンを注ぎながら言う。
「こんな素敵なお店に案内しれもらってお礼を言いたいくらいです」
真巳は隣に座った藤原をうっとりした目で見つめる。
「それに燁子は離婚したばっかりで落ち込んでるので、慰めてあげてください」
「其れは、大変でしたね」
藤原は神妙そうな顔つきで言う。まるで心から労わってくれているのかと錯覚してしまうくらい。
「それは、まあ、そうですね」私は曖昧な返事をする。
「でも稜が慰めてくれているんじゃないですか」
藤原は隣同士でソファーに座る私と田中を交互に見てニコリと微笑んだので、私は照れて下を向いた。
「そうですね。毎日暇なのでお相手してもらってます」
藤原と田中はシャンパンを吹きそうになった。
「お前…役得だなあ」藤原はしみじみ言う。
「いや…そういう意味じゃ」
田中が慌てて否定する。