冷徹執事様はCEO!?
「今田中さんと一緒に住んでるのよね」真巳は目をキラキラさせて聞く。

「ええ、まあ」田中が曖昧に答えたると真巳は「ふうーん」と意味深の相槌を打つ。

「落ち込んでるかと思ったら結構楽しくやってるんじゃない」
真巳はオリーブを摘みながら言う。

「うん、田中…さんがいるから退屈してないわ。昨日も一日中お相手してもらちゃって」

「一日中?!」藤原は驚いて聞き返す。

「ええ、雨だったから」

「燁子様、誤解を受けるような表現はやめてもらえますか」田中はキッパリ言い放つ。

「ああ、そっか。お昼ご飯食べた後だから、午後からか!」

「いや…そうゆう問題じゃ」田中は呆れたように言う。

「午後からにしろタフだな」藤原は感慨深そうに顎に手を当てる。

「まさか…今日も帰ってから?」真巳が続けて聞く。

「うーん、今日は遅くなりそうだからなあ。でも眠れなかったら田中の部屋に行っていい?」

「…どうぞ」

「昨日は燃えちゃったよね!今日も続きしよう!」

昨晩の格闘ゲームを想い出して私は言う。

「畏まりました」田中はクスリと微笑んだ。

「おいおい、お前がそんな風に笑うなんて、久しぶりに俺は見たぞ?」

藤原は化け物を見たような目で此方を見ている。

「へえ、そうなんですか?」

私は不思議そうに訪ねた。
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