冷徹執事様はCEO!?
話しが一段落して落ち着くと、渦中の男 田中がワインボトルとグラスをトレイに載せて戻って来た。
「お待たせしました」
銘柄はバローロだ。
丁度赤ワインを飲みたかったところだったので私はニコリと笑った。
「他にワインを飲まれる方はいらっしゃいますか」
晴子姉さんと匠ちゃんは車だったのでワインは飲めない。
航生はドライバーがいたけど、この後職場に戻るらしいので結局私が1人で飲む事になった。
「さて、と、アキに会えたし、俺はそろそろ仕事に戻るよ」
「航生、忙しいのに来てくれてありがとう」
「他でもないアキのためだから」
航生は長い指でするりと頬を撫でる。
我が弟ながら気障な奴だと思う。
「俺と晴子姉さんもそろそろ行くよ。もう遅いからな」
「匠ちゃん、ありがとうね。晴子姉さんも」
私は兄妹達をお見送りしようと席を立つ。
田中も後からついて来た。
「お待たせしました」
銘柄はバローロだ。
丁度赤ワインを飲みたかったところだったので私はニコリと笑った。
「他にワインを飲まれる方はいらっしゃいますか」
晴子姉さんと匠ちゃんは車だったのでワインは飲めない。
航生はドライバーがいたけど、この後職場に戻るらしいので結局私が1人で飲む事になった。
「さて、と、アキに会えたし、俺はそろそろ仕事に戻るよ」
「航生、忙しいのに来てくれてありがとう」
「他でもないアキのためだから」
航生は長い指でするりと頬を撫でる。
我が弟ながら気障な奴だと思う。
「俺と晴子姉さんもそろそろ行くよ。もう遅いからな」
「匠ちゃん、ありがとうね。晴子姉さんも」
私は兄妹達をお見送りしようと席を立つ。
田中も後からついて来た。