君色〜キミイロ〜
てか私…卒業イベント終わったら何されるのよ?(笑)



なんてのは置いといて


イベントが成功するように頑張らなくちゃ!!


私はまだ持ったままの

美咲さんと橘さんの写真を返そうとカバンに手をいれた。


――よし!!


「橘さん…」


「なに?どうした?」


橘さんが振り向いた瞬間



―ピンポーン……


橘さんの家のチャイムが鳴った。

「誰だろ?莉緒ちゃんちょっと待ってね。」


橘さんは玄関へと歩き出す。


なんだろ……


胸騒ぎがする……


私は橘さんの服の裾をふいに
引っ張った。

< 124 / 289 >

この作品をシェア

pagetop