君色〜キミイロ〜


何度かキスをしたあとに優しく
肌を舐めた。


「…橘さっ…」


今度は胸に動く手。


ま…まさかっ!!


いやいやちょっと早くない??


ま…待って!待ってぇ〜!!!




しかし橘さんはピタリと動きを止めた。



「……?」


そして胸元から私を見上げて


「続きは卒業イベントの後って約束だもんね?そのほうが俺も燃える。」


なんてニヤリと笑って見せた。


発言は明らか変態なのに(笑)
その表情がかっこよすぎて体がボッと火照る。


「た…橘さんのバカっ!!」


「あはは♪楽しみだね。」


なんて笑いながら私のボタンを丁寧に止めてくれた。


< 188 / 289 >

この作品をシェア

pagetop