君色〜キミイロ〜


「じゃあ…行ってくるね。」


橘さんは急に真面目な表情に変わり

ズボンのポケットに携帯をしまう。


またこの切り替わりがかっこいいんだよなぁ…


「…あ!帰ってきてから衣装見せるからここで待っててね?」


「わかりました。帰るとき…連絡してね?」


「うんっ」なんて可愛く笑って玄関へと歩き出した。


すると

「あっ…!」


と振り向く橘さん。


「なに?どうしたの?」


橘さんはまたお得意の(?)ニヤリ表情。


「今日の下着…俺好み♪」


「んなっ…!この変態っ!!」


橘さんは子供みたいにケラケラ笑って私の頭を撫でた。


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