君色〜キミイロ〜


「べ…べつにそんな…」


何とか離れようと思って体をずらそうとすると…


「きゃっ!!」


橘さんは私の体を引き寄せた。



「心臓の音…早くない?」


「…えっ!?ちょっ…橘さん!?」


さっきは頭の上から声が聞こえていたのに


橘さんはいきなり布団の中に潜り優しく胸にキスを落とした。


そして胸元から上目遣いで


「昨日の莉緒ちゃん,最高に可愛かったよ♪」


ってまたニヤリと笑った。


「た…橘さんのバカッ!!」


「あはは。ほんとだからー。
…今も可愛いけどね?」



今度はおでこにチュッとキス。


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