君色〜キミイロ〜
始まりの一歩


―ジリリリリリ……


「もう…うっさいな!!!」


私がすごい勢いで目覚まし時計を叩いたせいで,ひらりと一枚の紙が舞った。


「あ……」


―『すぐ連絡とれるように,これ俺の携帯の番号とアドレスね。
登録しといて。』


頭の中で昨日の出来事が鮮明に蘇る。


―私…ほんとに引き受けちゃったんだ。




< 28 / 289 >

この作品をシェア

pagetop