君色〜キミイロ〜
「付き合ってないわよ?」


「ふぇっ!?」

やばっ!変な声出ちゃった。


「莉緒ちゃんの心配するような関係じゃないから安心して。
私達,古くからの友達なの。
それに私のほうが年上だし。」


ねっ!と橘さんに笑いかける絵理さん。


「んっ!!ごめん聞いてなかった。」

橘さんは外の薔薇







…にくっついた虫を観察してて全く聞いてなかったらしい。

何なのよもぉ〜〜!!


「えっいや心配なんてそんな…」


「そう?」


この人…なんか嫌……


「じゃあそろそろ始めよっか!!」


橘さんは私の手を引き美容室に入った。




< 48 / 289 >

この作品をシェア

pagetop