君色〜キミイロ〜


気が付くと私は橘さんの腕の中にいて


橘さんの香りに包まれてた。


泣きじゃくる私を


ただただ優しく抱きしめてくれたんだ。


そして耳元で


「大丈夫。俺は絶対裏切らないから。」


って囁いてくれた。


自分の耳がぼっと熱くなったのがわかる。


でもまたその優しさに

ぼろぼろと涙は止まらなかった。

「橘さんのバカぁ〜…」

「えっ!なんでっ!?(笑)」


「そんな優しいこと言われたら…余計泣けちゃうよぉ〜!!」


またまた泣きまくる私。

この涙腺はもうコントロール不可能だ。


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