愛をそっと、ぬくもりをぎゅっと。
「やー、もかちゃん今日も天使だねっ!!」




そうはしゃぐしーたんに私も





「ねー!!本当可愛い!!」




と元気に返す。







そしたら、しーたんがさっきとはまたまた違う感じではしゃぎ出す。





「なつき!!きょうたいるよ!!」






そう騒いで私の肩をばしばし叩きながら指差すしーたん。




きょうたは私の彼氏。



伊東 京汰(いとう きょうた)。



きょうたも、3年間同じクラスでとっても



かっこいい。




背も高くて顔も良くて運動神経もいいけど




頭はちょっと弱くて、でも凄く優しい。




「きょーた!!」




私は、きょうたをびっくりさせようと






視界に勢いよく入ってみせる。




「うわ、なつきっ!!おはよ!びっくりしたじゃねーか!」




と言いながら、私の髪をぐしゃぐしゃっと




かき回す。





それに対して





「ちょっとー!!今日せっかくきれいにアイロンしてきたのにー!!」





と私は怒ってみせる。




するときょうたは




「ごめんごめん!つい触りたくなっちゃって」




と笑いながらも反省の色は全く見せないんだ。




この反応に私は弱い。





いつも顔を赤くして照れちゃう。。。




きょうため〜!



< 9 / 43 >

この作品をシェア

pagetop