好きなんですけど。
嫌な予感がしてすぐに後ろ、女子のコート側を見た。

案の定、大橋さんが倒れていて周りの女子は見てるだけ。おまけに体育の先生なのに細い女性の体育の先生は大橋をゆするだけ。男子も普段地味な大橋だからか、誰1人動こうとするやつはいない。

無性に腹がたった。


全速力で大橋のところへ。

「大橋!大丈夫かー!」

呼びかけても応答はない、でも息をしてないわけではない。少しほっとした。

僕は大橋を世にゆうお姫様だっこで保健室まで運んだ。
もちろん、その後も付き添っていっしょにいた。
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