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「――結局のところ、学校破壊大作戦はどうなったんだ?」
帰宅して課題に手をつけようとしたとき、リックが言った。
学校破壊大作戦って……。
まるで小学生のごっこ遊びで出てきそうな名前だ。
ネーミングセンスなさすぎ。
心ではそうやってツッコみながらも言葉にはせず、
「やめたよ」
何気ない顔で私は答えた。
「え。じゃあ道連れ云々ってやつも?」
「うん。リックの言った通り、どこかで目的を見失ってた」
「溜まりに溜まった鬱憤はもういいのか」
「いいの。ミオを殺すこととその鬱憤を晴らすことは関係ないから」
あぐらをかき、リラックスしたような声のトーンで
「……ふうん」
と彼は言った。