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クラスの様子も学校の様子も相変わらずだった。
私の状況も、そう。
だけど、別にそれが憎くて学校破壊の計画を立てたわけじゃない。
私を殺したミオと、その周辺にいた生徒や先生。
彼らの目にも映っていたはずた。
罪もなく笑い者にされている私も、理由もなく私を見下すミオたちの姿も。
それなのに知らんふり。
私はそんな世界が許せなかった。
何も行動を起こさずにミオだけを殺して終わっていくなんて、私にとってはミオやそれ以外の女子生徒、そしてそれを見なかったものとして処理していた教師たちの前で跪くのと同じだった。
そんな状況だけは、どうしても認めたくなかった。