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2限目からはこれといって変わった様子もなく、時間は平凡に過ぎていった。


私が気に入らなかった先生はあの人だけだったから、それ以降先生に手を出すことはしなかった。


不思議なことに、あの数学かつ担任の先生の話題は出てこなかった。


まだ発見されていないのか、もしくは発見されたけれども生徒にはまだ話さないでいるつもりなのかはわからない。


でも、誰もあの先生について触れようとはしなかったのは確かだった。


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