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6月24日
6月24日。
それは、事が一気に大きく動いた日だった。
誰も想像できないくらい、事態は変わったのだ。
もちろん、“シイナに殺される”ということしかわかっていないあたしも、その急変を予測することはできなかった。
断言することはできないから“たぶん”という表現で終わらせるのだけれど…。
たぶん、あの“赤髪の少年”も、“こうなること”は知らなかったのではないだろうか。
全て、シイナ一人が動かした。
少なくともあたしは、そう考えている。
なんたって“かつての親友”のやることだから。