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45回目の人生で私がこうして生き返ってまでやらなければならないことに気がついた、ということは最初の方に述べた通りだ。


気づいたときはそれでよかった。


ミオは親友という仮面を被ったまま私を邪魔だと感じていた。


だから彼女は私を殺した。


一方私は、彼女とは肝胆相照らすような関係だとずっと思っていた。


だからこそ、彼女が私を殺す理由が知りたかった。


私の存在が邪魔だと感じるようになったきっかけが知りたかった。


そして私という苦から解放させてあげようと思った。


結果こうしてリックに時間を戻してもらうことで生き返った。


ミオ自身が、私のいない世界――つまりあの世に逝ってしまえばいい。


そうすれば私は本心を隠すミオを見なくて済むし、ミオだって邪魔な存在である私から解放される。


一石二鳥だ。