恋日和〜春〜





ーーピンポーン

家のチャイムが鳴った。
「はい」
「高瀬家の運転手の梶(かじ)と申します」
モニターに映るのは女性。
「今から出ますので、少々お待ちください」

「涼っ、運転手さん、女性の方なのね」
「あぁ、姉さんの運転手」

ガチャ
ドアを開けると笑顔で迎えてくれた。





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