恋日和〜春〜





「あ、ごめんごめん。涼の存在忘れてた」
「……別にいいけど」
「あぁ……そういうことか」
椿希さんはニヤリと笑って私に目を移した。
「音和はご飯あるのよね……部屋に案内するわ。涼はご飯食べてきちゃいな」
「……あぁ」
「音和、行きましょう」
「はい」


椿希さんの後を追うと、2階の角部屋に着いた。






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