恋日和〜春〜
膨れ顏になった音。
「音、かわってもらえる? 」
「あ、うん……お父さん、涼にかわるね? 」
「……かわりました。涼です」
『涼くん、いろいろごめんね……』
「気にしないでください」
『ありがとう。……で、どうしたんだい?』
「話聞いてて大体理解したのですが……音の入寮を早めることって出来ますか? 」
『寮の方が大丈夫だったら、お願いしたいなぁ……』
「では、取り合ってみます……音にかわりますね」
「あ、ありがとう」
「ん。」