恋日和〜春〜





「なんでっ! 俺にも教えてー!!! 」
「昌斗先輩は鈍感だから多分無理ですね」
「え……涼、もしかして、俺っ⁉︎ 」
……一度昌斗先輩の頭を覗いてみたい。
「……なわけないじゃないですか」


すると突然
「あの……私、お部屋に戻ります」

音はそれだけ残して小走りで去っていった。

「音和ちゃんっ! 」
そういって畑野先輩は音を追った。





< 206 / 209 >

この作品をシェア

pagetop