恋日和〜春〜





体調の事を考えると図書部かな……
千華先生が顧問なら心強いというか何というか……

「じゃあ、図書部にします!」
「やったねっ!あ…明日から早速授業があるの。具合が悪くなったら…いや、悪くなる前に保健室…じゃなくて図書室にきて?」
「はい…?」
「あぁ、ごめんね。今の校医が今月末で辞めちゃうのよ。引き継ぎで今月から私の再従姉妹が校医になるんだけど…その子、色々あって図書室にいることが多いから…」

「わかりました……あ、先生!なぜ…なぜ私を生徒会に推薦したんですか?体調も不安定だし、学力だって落ちる可能性だってあるのに……」
「あの試験で3位だったもの。大丈夫よ。体調のことはフォロー出来るし私は音和に書記をやってもらいたいの。だから推薦したまでよ。」
「でも……」
「大丈夫!生徒会メンバーもいい人ばかりだから!」
「そう…ですか…」
「えぇ。音和、HRまであと30分位時間があるの。カフェテリアでお茶に付き合ってもらえる?」
「はい」





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