恋日和〜春〜





午前の授業が終わり、昼休みになった。



ーーー「私たち、いつも一緒に食べてるの。音和も一緒にどうかしら?」
花村さんを誘う冬結。
「………いいの?」
様子を伺うような目で言う。
「もっちろん!あたし、音和のこともっと知りたいし!」
「……。」
「音和…?大丈夫?」
「え…?」
「涙出てる。」
「あれ……?」
「調子でも悪い?」
「だ、大丈夫!…ごめんなさい。」
大丈夫と答えたものの、何かありそうだ。
「それならいいけど…。」
「ほら!音和も弁当持って!」
「さ、行くぞ。」
….なぜか俺もこの輪に入っている。それは以前からのことだが….




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