恋日和〜春〜
Third/予感
1話
月日が経つのは早いもので、もう5月になっていた。
学校にも大分慣れた。
お昼休みーーー
「ゴールデンウイークどこ行くー?」
そう言ったのは美朝ちゃん。
「白百合公園にピクニックはどうかしら?」
冬結ちゃんの案に涼と私以外がうなづく。
「涼、音和、いい?」
と笑顔で同意を求める時希くん。
「え……わ、私も?」
「もっちろん!当たり前でしょー?」
「あ、心配しないで?涼は引っ張ってくから!」
ニコニコと言う林田くんを若干睨みつける涼。