運命の相手
そんな予感を感じながら
りこはドキドキしている自分を
隠そうと必死になっていた。



りこのそんな心境をしらない秀は
変わらず気さくに
話しかけてくる。



「ごめんね。出逢ったばかりで
こんなに色々言われても
びっくりするよね?
でも、僕はりこさんのこと
一目見た時からずっと
頭から離れなくて、、

あ!料理がきたみたいだよ。
とりあえず食べようか。」



秀さんは自分で言っておきながら
途中で恥ずかしくなったのか
少し焦ったように
私に料理を進めてくる。



でもなんだかその秀さんの
優しい雰囲気が妙に落ちついて、
本当に始めて会った気がしない。
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