運命の相手
きっとこの車、
すごく高いのなんだろうなー。



車に詳しくないりこでも
そう感じるほど、
その車からは高級感が
溢れていた。



男性はドアをあけてエスコート
してくれる。



「さあ、どうぞ乗って。」



優しい口調と
慣れたエスコート。


それだけでもうっとりしてしまう。



こんな素敵な人が私のこと
気になってたなんて、
なにかの間違いじゃないかしら?


そんな疑いのような気持ちも
あるなか、
りこは車に乗り込んだ。
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