嬉しいときの癖
「その映画で、女の子はね、好きな男の子と付き合えるんだけど、その男の子がすごくかっこよくてさあ、その男の子を好きな女の子がたくさんいるんだよ」
うんうん、と頷く。
「だから、その女の子が、男の子を好きな女の子達にいじめられてさあ」
いや、恋愛ものでありがちなやつすぎるだろそれ。
「こわいなぁ、女子」
なんて呟いてみる。
そう言うと伊世は、だよねえ、なんてため息をつきながら言ったけど
おまえも女子だろうが笑
まぁ俺も伊世のことは言ってないけどさ。