花ビラ、ヒラリ
泣いた。たくさん泣いた。1人で泣いた。でも何も変わらなかった。誰も抱きしめてはくれなかった。自分のいる意味が少し分らなくなってきた時には霞んだ赤が視界に入ってきた。しばらくして痛みがようやくきた。こうやって自分を傷つけることしか私には見つからなかった。誰のせいでもない。自分が悪いんだと。悪くないと言われてもそこの気持ちだけは曲げないだろう。
翌朝ついに耐えきれなくなった私は先生に打ち明けた。全てを話した。既に人を信じることに恐れていた私にとってはかなりの難しいことだったが、何とかなった。先生は全てを聞いてくれた。分かってくれた。私はどこかホッとしながら、罪悪感に浸ってしまった。確かに先生にならもう全部全部言える気がする。助けてって言える気がする。でもまたそうやって自分の傷を人に見せて人を悩ませてしまうんではないかという罪悪感に浸った。でもそんな私の気持ちも知るはずもないのに先生はただ
「遠慮はするな。辛い時は辛いって言って良いから。人を頼れ。」
と言い続けてくれた。そして私の肩をそっとポンポンとたたいてくれた。その大きな手はこの後も私を何度も助けた。何度も優しく私を包んだ。
「もう辛いもん!」
「ゆっくり…ゆっくりでいいから。」
「いる意味ある?」
「あるよ。ちゃんといるじゃん。」
「ごめんなさい。」
「何も謝ることじゃないよ。」
「怖いよ…。」
「先生がいるから。大丈夫だよ。」
ずっとずっと何度も何度も優しくしてくれた。こうした人の支えもあって私はなんとか生きていけてる。部活にも行けている。奇跡なんじゃないかな?って思うくらい先生の大きな手は安心感があったんだ。初めて素を見せれた''人''だった。
ただ優しさからくる罪悪感がそれなりにあったのも嘘ではない。けど賭けてみようと思った。ちゃんと向き合えるように先生の為に頑張ろうって思った。
私のマイナスのサイクルはプラスのサイクルに変わるのはいつになるんだろう。考えるだけで怖かったけれど、確かに少しずつ歯車は動き始めているのかもしれないから。
翌朝ついに耐えきれなくなった私は先生に打ち明けた。全てを話した。既に人を信じることに恐れていた私にとってはかなりの難しいことだったが、何とかなった。先生は全てを聞いてくれた。分かってくれた。私はどこかホッとしながら、罪悪感に浸ってしまった。確かに先生にならもう全部全部言える気がする。助けてって言える気がする。でもまたそうやって自分の傷を人に見せて人を悩ませてしまうんではないかという罪悪感に浸った。でもそんな私の気持ちも知るはずもないのに先生はただ
「遠慮はするな。辛い時は辛いって言って良いから。人を頼れ。」
と言い続けてくれた。そして私の肩をそっとポンポンとたたいてくれた。その大きな手はこの後も私を何度も助けた。何度も優しく私を包んだ。
「もう辛いもん!」
「ゆっくり…ゆっくりでいいから。」
「いる意味ある?」
「あるよ。ちゃんといるじゃん。」
「ごめんなさい。」
「何も謝ることじゃないよ。」
「怖いよ…。」
「先生がいるから。大丈夫だよ。」
ずっとずっと何度も何度も優しくしてくれた。こうした人の支えもあって私はなんとか生きていけてる。部活にも行けている。奇跡なんじゃないかな?って思うくらい先生の大きな手は安心感があったんだ。初めて素を見せれた''人''だった。
ただ優しさからくる罪悪感がそれなりにあったのも嘘ではない。けど賭けてみようと思った。ちゃんと向き合えるように先生の為に頑張ろうって思った。
私のマイナスのサイクルはプラスのサイクルに変わるのはいつになるんだろう。考えるだけで怖かったけれど、確かに少しずつ歯車は動き始めているのかもしれないから。