届かなくても、
学校に行くと校門では生徒会立候補者が
必死にあいさつをしていた。
何もあんなに必死にならなくてもいいのに。
あいさつが運動部みたいなあいさつは
正直言って朝には相応しくない気がする。
爽やかにあいさつをしている人がいない。
無効票で投票してやろうっと。
吹奏楽部でも立候補している人はいるけれど
定員に入っているからその人は選挙しないし。
例え吹奏楽部でも入れてやらない。
彼が立候補しているんなら話は別だけど。
校門をくぐると案の定挨拶地獄をくらい
そんなのには目もくれずに昇降口へと向かう。
眠そうな人、談笑する人、たくさんいる。
人口密度がとにかくすごい。
いつもこんなんじゃなかったはず。
何やら人だかりが出来ている所に行ってみる。
「きーさんはよー!!」
「はよ。そこに何かあるの?」
姫の挨拶を返し、私は姫に尋ねる。
姫はニヤリと笑う。
迫力がないのが残念だ。
「麗亜が蛍に喧嘩吹っかけてる。
きーさん見ない方ががいいんじゃない…って
きーさん!?話最後まで聞いて!!」
姫の言葉は無視して
ぐちゃぐちゃとした人ごみに突っ込む。
雨に濡れてきたのか人ごみはじめじめしていて
吐き気を覚えた。
それでも人の山をかき分け、最前列へと向かう。
その光景は信じられないものだった。
必死にあいさつをしていた。
何もあんなに必死にならなくてもいいのに。
あいさつが運動部みたいなあいさつは
正直言って朝には相応しくない気がする。
爽やかにあいさつをしている人がいない。
無効票で投票してやろうっと。
吹奏楽部でも立候補している人はいるけれど
定員に入っているからその人は選挙しないし。
例え吹奏楽部でも入れてやらない。
彼が立候補しているんなら話は別だけど。
校門をくぐると案の定挨拶地獄をくらい
そんなのには目もくれずに昇降口へと向かう。
眠そうな人、談笑する人、たくさんいる。
人口密度がとにかくすごい。
いつもこんなんじゃなかったはず。
何やら人だかりが出来ている所に行ってみる。
「きーさんはよー!!」
「はよ。そこに何かあるの?」
姫の挨拶を返し、私は姫に尋ねる。
姫はニヤリと笑う。
迫力がないのが残念だ。
「麗亜が蛍に喧嘩吹っかけてる。
きーさん見ない方ががいいんじゃない…って
きーさん!?話最後まで聞いて!!」
姫の言葉は無視して
ぐちゃぐちゃとした人ごみに突っ込む。
雨に濡れてきたのか人ごみはじめじめしていて
吐き気を覚えた。
それでも人の山をかき分け、最前列へと向かう。
その光景は信じられないものだった。