届かなくても、
帰りのHRが終わった。
息苦しい空気が一気に解ける。
帰る準備をしたら、すぐ部活に向かう。
最後まで教室に留まっている人たちってすごい邪魔。
パート練習の時に、その人達のせいで
時間を無駄にしてしまう時がある。
あと一年、こんな人達と一緒に過ごすと考えると
気が滅入る。
部室についた。
ひとまず楽器を出す。
不意にぬれこんにゃくのようなものが
私の首に触れた。
「ひゃあ!!」
「えっ」
何するんだよ!!という視線で振り返ると
そこには通りすがりのドン引き顔の夢叶と
笑いをこらえた彼が。
「なっ何するの!!」
「首に濡らした手を当てた」
平然と答える彼の後ろを
夢叶はドン引き顔で通り抜ける。
「やめてよ!!変な声出しちゃったじゃん!!」
「きーさん面白いよね。
主にリアクションがw」
「私はおもちゃか…」
楽しそうに笑う彼の後ろ。
夢叶のチューナーについていた、
パンダのキーホルダー。
夢叶はうざくない程度にキーホルダーをつけるのが好きらしく
お手入れセットには前、色々なひつじがついていた。
歩くたびにぽんぽんと揺れる羊が、
実は可愛かったりする。
息苦しい空気が一気に解ける。
帰る準備をしたら、すぐ部活に向かう。
最後まで教室に留まっている人たちってすごい邪魔。
パート練習の時に、その人達のせいで
時間を無駄にしてしまう時がある。
あと一年、こんな人達と一緒に過ごすと考えると
気が滅入る。
部室についた。
ひとまず楽器を出す。
不意にぬれこんにゃくのようなものが
私の首に触れた。
「ひゃあ!!」
「えっ」
何するんだよ!!という視線で振り返ると
そこには通りすがりのドン引き顔の夢叶と
笑いをこらえた彼が。
「なっ何するの!!」
「首に濡らした手を当てた」
平然と答える彼の後ろを
夢叶はドン引き顔で通り抜ける。
「やめてよ!!変な声出しちゃったじゃん!!」
「きーさん面白いよね。
主にリアクションがw」
「私はおもちゃか…」
楽しそうに笑う彼の後ろ。
夢叶のチューナーについていた、
パンダのキーホルダー。
夢叶はうざくない程度にキーホルダーをつけるのが好きらしく
お手入れセットには前、色々なひつじがついていた。
歩くたびにぽんぽんと揺れる羊が、
実は可愛かったりする。