届かなくても、
「あれ?」
「おい梶山~!!」
楽器に存在感を放つようにつけられている
パンダ。
武藤も気になったのか梶山くんに声をかける。
「お前、夢叶先輩とオソロじゃん!!
付き合ってんのかよ~!!」
武藤が冷やかす。
私もニヤニヤしながらからかった。
「本当だ~。
デレデレなの?」
「…悪いですか」
顔を真っ赤にさせて拗ねたように言う梶山くん。
なんだ、可愛い所あるじゃん。
梶山くんはその後も武藤に付きまとわれていて
ぶーぶーと言いながら武藤とじゃれ合っていた。
夢叶はそんなのお構いなしに楽器を吹いていて
マイペース自由人は変わらないものだと思った。
半音階を間違うと「あっぐ~」と叫ぶ。
課題曲を間違うと「ふぁ~っ」と叫ぶ。
連符を間違うと「うが~っ」と叫ぶ。
間違い過ぎだと思った人もいるかもしれないが
案外難しいらしく、指が回らないらしい。
「私も行こうっと」
ケースを持って、パート練習へと向かった。
「おい梶山~!!」
楽器に存在感を放つようにつけられている
パンダ。
武藤も気になったのか梶山くんに声をかける。
「お前、夢叶先輩とオソロじゃん!!
付き合ってんのかよ~!!」
武藤が冷やかす。
私もニヤニヤしながらからかった。
「本当だ~。
デレデレなの?」
「…悪いですか」
顔を真っ赤にさせて拗ねたように言う梶山くん。
なんだ、可愛い所あるじゃん。
梶山くんはその後も武藤に付きまとわれていて
ぶーぶーと言いながら武藤とじゃれ合っていた。
夢叶はそんなのお構いなしに楽器を吹いていて
マイペース自由人は変わらないものだと思った。
半音階を間違うと「あっぐ~」と叫ぶ。
課題曲を間違うと「ふぁ~っ」と叫ぶ。
連符を間違うと「うが~っ」と叫ぶ。
間違い過ぎだと思った人もいるかもしれないが
案外難しいらしく、指が回らないらしい。
「私も行こうっと」
ケースを持って、パート練習へと向かった。