届かなくても、
「うまい、だと…?」




「どうだ!!




はっはっは!!」






「点数も狂ってる…






普通こんな点数とらないし」








画面に表示された点数は98点。






私の声域は低い方で裏声がめちゃくちゃ高く出る。





その上、ビブラート付き!!




もちろん高得点は獲れる。






「獲れて当たり前」




「うぜぇ…」




「音痴に言われたくないです」







またまたむすっとしてしまった彼を無視して





曲を入れていた姫であった。





そして、アップルティーを





黙々と飲み続ける修也であった。

(修也は2曲しか歌わなかった。)
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