届かなくても、
「ははっ今日もいいザマだねぇ!!」




「ホンット!!早く死ねばいいのに!!」




「つか、行こ?そろそろ顧問に怒られるし」






手下組はそそくさと帰っていった。




仮面はじっと私を見ている。




目は合わせなかった。






「お仕置き、ね」






仮面はそう呟くとおもむろに私に近寄った。




私は後ずさりをしようとしたが

足がふらついて動けない。




それを鼻で笑った仮面は靴で私の肩を押した。





起き上がる気力もなくそのまま倒れた。





そのまま腹に足を置かれる。





内臓に足が置かれている感覚がする。







「まじで、死ねよ」






仮面は心底気に入らない、という顔で私を見下げた。





その顔には憎悪や怒りの感情が混じっていた。





仮面は高く足を上げた。





どの足が振り下ろされた。
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