届かなくても、
数日後、部活終了後ストラップを見せた。





もちろん、姫に。





姫はう~ん、う~んと悩み




あっと声をあげた。







「えっとなんたら蘭とかいうやつだよ…





こ…こ…」






姫が姫の記憶との葛藤、3分。






そしてついに






「忘れた!!」





「え!?今までの時間返してよ!!」






忘れた!!


といけしゃあしゃあと言い放った彼女は





その後に続ける。







「多分こ、なんたら蘭だよ!!





あとはググれ」





「文字数分かんないから探せない!!」






そこは世界のWikipediaを利用…






「胡蝶蘭だよ!!そうだそうだ…」






せめてツッコミさせて!?



という(心の)叫びは吞みこみ、姫に問いかける。






「コチョーラン?」




「胡蝶蘭。





っていうかその花、喪中はがきに使われる花だよ?





あ、でもこれあったものを付けた感じだね?





嫌がらせされてるの?」






「いや?ありがとう」






姫にお礼を言い、帰る用意をする。




本当に嫌がらせ?





家に帰ったら、胡蝶蘭調べてみよう。






世界のWikipediaを利用して!!
< 86 / 213 >

この作品をシェア

pagetop