俺様社長に捕らわれて




「そろそろお時間ですか?」

「ん?…あぁ」

「書類は全て確認していただけましたか?」

「あ?!俺を誰だと思ってるんだ?そんなの当たり前だろう?」

「それは失礼致しました」

「確認した書類の束はここだ。俺はこれで帰る」

「承知しました。今、車を回すように手配します」

「…お前はまだ帰らなないのか?」

「えぇ。少しスケジュールを調整してから帰宅します」

「そうか」

「社長、お疲れ様でした」

「あぁ」








そう言うと洋輔は、社用車に乗って一度自宅へと帰って行った。
自宅のマンションへ着くと、そのまま部屋には行かず、自分の車が停めてある駐車場へと向かった。
そして、車に乗り込むと、美優との待ち合わせ場所に車を走らせたのであった。





< 117 / 194 >

この作品をシェア

pagetop