俺様社長に捕らわれて
「公園まで案内してくれるか?」
「はい」
「美優…」
「何ですか?」
「せっかくだから手を繋ごうか」
「えっ…」
「偶には良いじゃないか。車移動が多いし、歩いて何処かへ行くなんて早々機会があるわけじゃないからな」
「…はい」
美優は恥ずかしそうにしながらも、洋輔に手を差し出した。
美優の手を取った洋輔は、ニヤリと満足そうな表情をしていたことに、美優は恥ずかしさでいっぱいになっており、全く気付いていなかったのであった。
それから2人は美優の案内で公園へと向かった。