俺様社長に捕らわれて
暫くすると、先程席まで案内をしてくれた山田と、他のウェイター達が部屋の中に入ってきた。
「お待たせいたしました。本日のシェフのオススメです」
「あぁ…」
「うわ~…美味しそう!」
「では、ごゆっくりお寛ぎ下さい」
用件が済むと、直ぐに個室から出て行ってしまった。
「さぁ、冷めてしまう前に、食べよう」
「はい。…いただきます」
美優は両手を合わせてそう言うと、料理を口に運んだ。
一口食べた時の美味しさに美優は驚き、幸せそうな表情をしていた。
そんな美優の姿に、洋輔も嬉しそうに見ていた。