♠俺様王子と貧乏メイド♧
着いたのは近所なのに
見慣れない学園、西園寺学園。
凡人の私の高校の皆は西園寺学園の入った事ない校舎の中のイメージや学園の生徒のあの人がかっこいいとか、
そうゆう話で日々盛り上がっていた。
今日そんな学園の生徒になります。
運転手さんにドアを開けて貰って
一歩、西園寺学園の門の前に
足を踏み入れた。
え…?
そこには沢山の西園寺学園の女生徒達が
ズラッーと並んでいる。
何事かとキョロキョロしてると
一斉に女生徒達がキャーとピンクの声援
で叫んだ。
私は一瞬ビクッとして
その視線の先を追うと、そこには
車から降りた碧が…
そうか!この人達、碧の事が…!
わたしがこうゆうファンクラブみたいなのって本当にあるのか!と感激してると…
『ちょっとあなた邪魔ですわよ!』
そう言われて次々と碧のファンたちに
押されて、まるでタイムサービス中の
激安スーパーみたいだなって思った。