♠俺様王子と貧乏メイド♧
帰りの車の中
私は隣に座ってる碧に
これでもかってくらい話した。
「でね!その華さんが
迷子になった私を助けてくれたの!
ほんと天使みたいな人でね!」
私が1人ではしゃいでると
碧はずっと窓の外を見ていたのに
チラッと私の目を見た。
「…碧?」
「お前、いじめられないように
気をつけろよ。」
「は?なんで!?」
碧はそれだけ言うと
また窓の外に視線を戻した。
わ、私がいじめられるわけないじゃん!
みんな、優しい人ばかりだしっっ