その光を、追いかけて。










光ちゃんの言葉は、願いは。

────全ては。



仁葉の光(ひかり)だった。






それをただ、追いかけるように生きるって決めたの。






だから、誰も触れないで。

気づいたりしないで。



本当の仁葉に、光ちゃん以外が近づくことは許さない。






光ちゃんが好きで、好きで、大好きで。



それなのに、光ちゃんママは、いつか仁葉が光ちゃんを忘れると思っていた。



でも、それは違う。



光ちゃんは永遠。

ずっと、仁葉の1番。



変わらない。

変えたりしない。






だから光ちゃん、迎えに来てね。

約束があるからまだまだ生きるけど、いつかきっと会いに行くから。



大好きだよって、言いに行くから。









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