その光を、追いかけて。
失った言葉。
投げつけた言葉。
拒否した言葉。
吐き出した瞬間、もう仁葉の手には負えないものがたくさんあるよ。
光ちゃんあのね、仁葉は不安なんだ。
光ちゃんの望む仁葉でいれるように頑張ってるけど、から回ってないよね?
間違えてないよね?
ちゃんと、見てくれてる?
ねぇ、……ねぇ。
光ちゃんは今の仁葉を喜んでくれてる?
わからないから、信じてる。
ただ、信じて走って行く。
ねぇ、仁葉はちゃんと。
────光ちゃんみたいに笑えてる?