運命ひとひら
私は親と向き合うことにした。
「ねぇ、お父さん、お母さん。
私、剣道の強い高校行きたい。
それで、みんなを守れる、優しくて、強い警察官になりたい。」
言えた…。
そう思った時、
「なにいってるの、香苗‼︎うちの病院、香苗が継がなかったらだれが継ぐの!!」
「お兄ちゃんは、なんで好きなことしていいのに私はだめなの!?お兄ちゃんは興味のある研究があるから、病院継がなかったじゃない!!」
そう、こんなの不公平だよ。
「もう、香苗なんかしらない。好きなように進学して苦労しなさい。」
そう言ってお母さんとお父さんは、リビングから出ていった。
そして、私は自分の部屋にもどった。
ベットに寝っ転がった。
「はぁー。」
それとともに大きなため息が漏れる。
目を瞑った。