それでもあたしは笑う
『あたしらは女だからどのみち結婚したらでてくの。父さん母さんの好きにしたらいいよ。最終的に残るのは父さん母さんなんだから』

姉が静かに話し終えると
父はあたしの方に目線をむけて悲しそうな目でみつめてきた。

『愛華は、、おねぇと同じ気持ち、、もしもそれが別れるってことになっても愛華はパパ、まママの子供にはかわりないからさ。』

精一杯気を使ったつもりだった。
姉のようには冷たく突き放せなかった。

『ぢゃー別れるで話をすすめるから。部屋にもどっていいわよ。苺花も愛華の部屋にいってなさい』

肩をガクッと落とす父に申し訳なかったが部屋へ戻ることにした。
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