animal☆world
<おい、美聡うるさい。寝れない。>
タマがじっとこっちを見ていた。
俺様だし人間の年齢にすればあたしよりうんと年上なのだけど、
<あらやだ、タマったらあたしが美聡と話してるからやきもち?>
<黙れカラス。>
……甘えん坊というか、寂しがり屋というか。
『ごめんごめん。じゃあチヅ、またね。』
そういえば、<あたしも巣に戻るわ~。>といってパタパタと飛び立った。
『タマってあたしのこと大好きだよね。』
<うるさい黙れはやく眠れ。>
……この暴言どうにかならんのかね、コイツ。
あたしはタオルケットを被って、再び眠りに着いた。
今度は何の夢もみずに爆睡だった。