animal☆world
ご飯を無理やり食べさせられたせいか、すこぶる機嫌の悪いタマがこちらによってきた。
<…猿じゃねぇか。>
『うん、タマがいないからお喋りしてた。』
<…いや、まてまてまてぃ!
なんや、二人話すのが当たり前みたいな顔しよって!!>
<…いや、当たり前だし。>
『そうね、もう六年の付き合いだしね。』
驚く猿。
でもこれもよくあることだから、気にしない。
<なんや…キミらみてると、ワイがおかしい気がしてくるわ。>
その声が本当に落ち込んでいて、あたしとタマは顔を見合わせた。
<…夜吉の旦那!!>