animal☆world


深い溜息をついたあたしに更にタマは言う。

〈………あいつらはニートのスパイじゃないかって思ってんだ。〉



(あたしを!?)


そうだ、と頷くタマ。


〈だけど、どうもそうじゃないんじゃないかと思うようになったみたいだぞ。〉


ニヤリと笑うタマは…………もしかして


(あんた、この状況楽しんでるんじゃないんでしょうね。)

〈あ?当たり前だ、楽しまずにどうする。〉




……………………そうだろうと思ってたけどさ。



「女。」



気がつけば小さな男の子はいなくなって再び4人…………数える単位が人でいいのかは不明だが………………になっていた。


『何。』

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