animal☆world


「この部屋は自由にしていい。」


そう言って与えられたのは自分の家の部屋ほどの大きさーーー8畳ほどだろうかーーーの部屋だった。


寝かされていた部屋の隣にある部屋で、ベットと机、そして椅子がある。

どれも木製だ。

「とりあえず着換えとけ。飯は夕刻持ってこさせる。」


それだけ言って龍牙は振り返ることもなく去って行った。



〈…………大丈夫か?〉


「ええ。ちょっと痛いけど。」


とりあえず、この布団のようなもので辛うじて隠している自分の格好をどうにかしたい。




与えられた服を広げてみる。


『……………これって……………。』
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