animal☆world
『はぁー。』
ため息をつきながらベットに転がり込む。
ーーーこのベットはふかふかだ。
少しだけ安心しているとタマがそばにやってきた。
〈……………死んだほうがマシだったか?〉
俺様なタマにしては珍しい弱気な発言。
『そんなことないわ。
死んでいたらタマとももう話せなかったんだから。』
そう、こんな状況でもタマと話せることは嬉しい。
〈そうか。〉
たまはそれだけ言って、〈少し眠ろうぜ。〉とまるまった。
クスリと笑いながらあたしもタマに寄り添う。
『おやすみ。』
タマから返事はなかったが、落ち着いたあたしはそっと目を閉じ、ゆっくりと夢の世界に落ちた。