animal☆world
Ⅲ
『…………………藍、下手ね。』
「うるさい!!!」
月日は流れここに来て7回眠った。
獣達はあたしが獣達の言葉を理解できるからだろうか、それともタマと仲がいいからだろうか
いや、大半はユラが守ってくれるからだな。
とにかく、割と友好的で、友達もできた。
が、あやかし達特に鬼一族は酷かった。
手こそ出されないものの、明らかな憎悪を向けられるのは心地よいものではない。
住んでいるところは森の中の洋館であることが判明。
塀までなら行っていいとユラに言われ、最近は専ら一人で探索だ。
タマとの心なかでの会話ーーーテレパシーとでも言っておこうか
これはかなりの遠い距離でも使えることが判明。
ただし、凄まじい集中力がいるが。